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Substack・beehiiv・noteの違いを比較【2026年】ニュースレターで収益化するならどれを選ぶか

目次
  1. 3つのサービスの違いをひと言でまとめると
  2. 比較表: 手数料・日本円・日本語・読者リスト
  3. 手数料の違い
    1. note: 決済手段によって事務手数料が変わる
    2. Substack: 売上の10%+Stripeの手数料
    3. beehiiv: 売上からは取らず、月額料金がかかる
    4. 手数料の考え方: 売上の規模で有利・不利が変わる
  4. 日本円での受け取りと決済
    1. note
    2. Substackとbeehiiv
  5. 日本語への対応
  6. 読者リストを持ち出せるか
  7. noteにしかない強み、Substack・beehiivにしかない強み
    1. noteの強み
    2. Substackの強み
    3. beehiivの強み
  8. どれを選べばよいか
    1. noteが向いている人
    2. Substackが向いている人
    3. beehiivが向いている人
  9. よくある質問
    1. Substackは日本人でも有料購読で収益化できますか?
    2. noteとSubstackを併用することはできますか?
    3. 海外のニュースレターサービスで有料購読を販売するときに気をつけることは?
  10. まとめ

有料で読んでもらう文章を書きたいと考えたとき、日本ではまず「note」が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。一方で、海外では「Substack」や「beehiiv」といったニュースレター(メールマガジン)のサービスで発信する書き手が増えており、日本語でもSubstackで発信を始める人が出てきています。

ただ、3つのサービスは「有料の文章を届ける」という点は似ていても、読者への届け方、手数料の取り方、日本語や日本円への対応がかなり違います。なんとなく選ぶと、あとから「読者のメールアドレスを持ち出せない」「月額費用が想定より高い」といったことに気づくかもしれません。

この記事では、Substack・beehiiv・noteの違いを、収益化の観点から公式の料金ページ・ヘルプの情報をもとに比較します。

なお、本記事は2026年10月6日時点の公開情報をもとにした整理であり、筆者が3つのサービスで有料の発信を運用した結果を比較したものではありません。手数料や料金は変更されることがあるため、利用前に必ず各公式サイトで最新情報を確認してください。

3つのサービスの違いをひと言でまとめると

  • note: 日本のサービス。記事を「noteのサイト上」で公開し、読者はnoteのアカウントでフォローしたり、有料記事を購入したりする。日本語・日本円で完結する
  • Substack: 米国のサービス。書いた記事を購読者に「メールで届け」、同時にWebにも公開する。始めるのは無料で、有料購読の売上から手数料を取る
  • beehiiv: 米国のサービス。Substackと同じくメールで届けるニュースレターのサービスだが、有料購読の売上からは手数料を取らず、代わりに有料プランの月額料金がかかる
note・Substack・beehiivの、読者への届け方と手数料の取り方の違いを比べた図
図: note・Substack・beehiivの違い

大きな違いは「読者とどうつながるか」です。noteの読者は「noteのフォロワー」で、Substackとbeehiivの読者は「メールアドレスを登録した購読者」です。メールアドレスのリストは書き出して別のサービスに移せるため、サービスを乗り換えても読者との接点を持ち続けやすくなります。

比較表: 手数料・日本円・日本語・読者リスト

項目noteSubstackbeehiiv
運営日本米国米国
読者への届け方note上で公開(フォロー)メール+Webメール+Web
始めるのにかかる費用無料無料無料(Freeプラン)
有料購読・有料記事無料で利用可無料で利用可月額制の有料プラン(Lite以上)が必要
サービス側の手数料事務手数料(5〜15%)+プラットフォーム利用料(10〜20%)有料購読の売上の10%0%(月額料金のみ)
決済手数料事務手数料に含まれるStripeの手数料が別途かかるStripeの手数料が別途かかる
売上の受け取り日本の銀行口座へ振込(1回270円)Stripe経由Stripe経由
管理画面の日本語日本語英語が中心英語が中心
読者のメールアドレス通常は取得しないCSVで書き出し可書き出し可

以下、項目ごとに詳しく見ていきます。

手数料の違い

note: 決済手段によって事務手数料が変わる

noteの公式ヘルプによると、コンテンツの売上からは「事務手数料」と「プラットフォーム利用料」が差し引かれます。

  • 事務手数料: 購読者が使った決済手段によって変わり、クレジットカード決済は5%、PayPay決済とAmazon Pay決済は7%、PayPal決済は6.5%、noteポイントでの決済は10%、携帯キャリア決済は15%
  • プラットフォーム利用料: 売上から事務手数料を引いた金額に対して、有料記事・有料マガジン・チップ・メンバーシップは10%、定期購読マガジンは20%
  • 振込手数料: 売上金の振込1回あたり270円

公式ヘルプの計算例では、1,000円の有料記事がクレジットカードで1件購入された場合、事務手数料50円とプラットフォーム利用料95円が差し引かれ、さらに振込手数料270円を引いた585円が振り込まれると説明されています。振込手数料は1回の振込ごとにかかるため、売上がまとまってから受け取るほど割合は小さくなります。

Substack: 売上の10%+Stripeの手数料

Substackの公式ヘルプによると、Substackでの発信は購読者が何人いても無料で、有料購読を有効にした場合にのみ、購読料の10%がSubstackの手数料になります。これとは別に、決済サービスのStripeの手数料がかかります。

ヘルプでは米国のStripeアカウントの例として、カード決済1回あたり2.9%+0.30ドル、定期課金(Stripe Billing)の手数料0.7%が案内されています。Stripeの手数料はStripeアカウントを登録した国によって異なり、Stripeの日本向け料金ページでは、カード決済の標準手数料は1回あたり3.6%となっています。

このほか、独自ドメインを使う場合は1回限りで50ドルかかります。また、読者がSubstackのiOSアプリ内で購読した場合、Appleの手数料をまかなうために価格が上がることがある、とも案内されています。

beehiiv: 売上からは取らず、月額料金がかかる

beehiivの公式料金ページでは、有料購読とデジタル商品の売上について「0% take rate」(beehiivの取り分0%)とされており、差し引かれるのはStripeの決済手数料のみです。

その代わり、有料購読の機能は無料のFreeプランにはなく、有料プランのLite以上で使えます。2026年10月6日時点の料金ページ(購読者1,000人の場合の表示)では次のとおりです。

プラン月払い年払い(月額換算)購読者数の上限有料購読
Free0ドル0ドル2,500人までなし
Lite59ドル49ドル100,000人まであり
Pro109ドル95ドル250,000人まであり
Enterprise要問い合わせ要問い合わせ個別あり

料金ページは購読者数を選んで表示する形式になっており、購読者が増えると料金も上がります。1ドル=150円で計算すると(為替は概算です)、Liteの年払いは月額約7,350円、月払いは月額約8,850円の目安です。Lite・Proはクレジットカード不要の無料トライアルが案内されています。

手数料の考え方: 売上の規模で有利・不利が変わる

Substackは売上に比例して手数料がかかり、beehiivは売上に関係なく月額料金がかかります。単純に計算すると、Substackの10%の手数料がbeehiiv Liteの年払い(月49ドル)を上回るのは、有料購読の売上が月490ドルを超えたあたりです(どちらもStripeの手数料は別途かかります)。

つまり、有料の読者がまだ少ない段階では、売上がなければ費用もかからないSubstackやnoteのほうが負担は小さく、売上が大きくなるほどbeehiivの「定額で取り分0%」の仕組みが有利になりやすい、という関係です。ただし、これは手数料だけを比べた話で、実際にどれだけ売上が立つかは発信の内容や読者数によって大きく変わります。

日本円での受け取りと決済

note

noteは日本のサービスなので、売上は日本の銀行口座に日本円で振り込まれます。読者側もクレジットカードのほか、携帯キャリア決済、PayPay、Amazon Pay、PayPalなど、日本で使い慣れた決済手段で購入できるのが強みです。

Substackとbeehiiv

SubstackとbeehiivはどちらもStripeを通じて購読料を受け取ります。Substackの公式ヘルプでは、有料購読を使えるのはStripeが対応している国で、例外としてインド・ブラジル・インドネシア・メキシコ・マレーシア・タイが挙げられています。日本はStripeの対応国で、この例外にも含まれていません。beehiivのヘルプも、対応状況はStripeの対応国一覧を確認するよう案内しています。

日本でStripeのアカウントを作ると、本人確認や銀行口座の登録などの手続きがStripe側で必要になります。また、購読料をどの通貨で設定するか、Stripeでどの通貨で受け取るかによって、両替の手数料が発生する場合があります。beehiivのヘルプでも、Stripe側の制限で一部の通貨が使えないことがまれにあると案内されているため、有料購読を始める前に、自分のStripeアカウントで使う通貨を確認しておくと安心です。

日本語への対応

noteは管理画面もヘルプもすべて日本語です。

Substackは、どの言語でも記事を書けると公式ヘルプで案内されていますが、画面の表示言語として選べると発表されているのはスペイン語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・ポルトガル語で、日本語は含まれていません。日本語の記事は書けても、管理画面や読者が目にするボタンなどは英語のままになる部分がある、と考えておくとよいでしょう。

beehiivも管理画面とヘルプは英語が中心です。ブラウザの翻訳機能を使えば操作の意味は追えますが、サポートへの問い合わせも英語になる前提で考えておく必要があります。

読者リストを持ち出せるか

長く発信を続けるなら、「サービスをやめても読者に届けられるか」は大事なポイントです。

  • Substack: 公式ヘルプによると、購読者一覧の画面から購読者リストをCSVファイルで書き出せます(購読者の氏名は書き出せないと案内されています)
  • beehiiv: 公式ヘルプによると、設定画面から購読者データをCSVファイルで書き出せます。SubstackのCSVを読み込んで移行する手順も公式ヘルプで案内されています
  • note: 読者とのつながりはnoteのフォローが基本で、通常の利用では読者のメールアドレスを書き手が受け取る仕組みはありません。法人向けの「note pro」には、メールアドレスを入力してもらうと記事の全文を読めるようにする機能があり、集めたメールアドレスをダウンロードできると案内されています

メールアドレスのリストを持ち出して別のサービスで配信する場合は、読者がそのメール配信に同意していることが前提です。日本では特定電子メール法により、広告・宣伝を含むメールの送信には原則として受信者の同意が必要とされています。

noteにしかない強み、Substack・beehiivにしかない強み

noteの強み

  • 日本語・日本円で完結し、海外サービス特有の手続き(Stripeの登録、英語の画面)が不要
  • noteの中に日本語の読者が多く、サービス内のおすすめや検索から新しい読者に見つけてもらえる可能性がある
  • 1本単位の有料記事、マガジン、メンバーシップなど、売り方を選べる

Substackの強み

  • 無料で始められ、売上が出るまで費用がかからない
  • 記事がメールで届くため、読者がサービスを開かなくても読んでもらえる
  • 読者リストを書き出せるので、将来ほかのサービスへ移りやすい

beehiivの強み

  • 有料購読の売上からbeehiivの取り分がない(月額料金はかかる)
  • ニュースレター同士で紹介し合う仕組み(Recommendation network)や広告による収益化、A/Bテストなど、読者を増やすための機能が多い
  • Webサイトやデジタル商品の販売もまとめて扱える

どれを選べばよいか

noteが向いている人

  • 読者が日本人で、日本語の画面・日本円の決済で完結させたい人
  • まずは単発の有料記事から試したい人
  • 海外サービスの登録や英語の画面に手間をかけたくない人

Substackが向いている人

  • 費用をかけずにメールでのニュースレターを始めたい人
  • 英語圏の読者にも届けたい、または英語の画面に抵抗がない人
  • 読者のメールアドレスを自分の資産として持っておきたい人

beehiivが向いている人

  • ニュースレターを継続的な事業として育てるつもりで、月額料金を払える人
  • 有料購読の売上が大きくなったときの手数料を抑えたい人
  • 読者を増やすための分析・紹介・広告の機能を使いたい人

beehiivは無料のFreeプランで配信を始め、有料購読が必要になった時点でLiteの無料トライアルを試す、という順番で検討できます。

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よくある質問

Substackは日本人でも有料購読で収益化できますか?

Substackの公式ヘルプで有料購読が使えないとされている国(インド・ブラジルなど)に日本は含まれておらず、日本はStripeの対応国です。ただし、Stripeのアカウント登録や本人確認、受け取る通貨の設定などは自分で行う必要があります。

noteとSubstackを併用することはできますか?

できます。たとえば、noteで日本語の読者に記事を公開しつつ、より深い内容をメールのニュースレターで届ける、といった使い分けも考えられます。ただし、有料コンテンツを二重に販売する場合は、読者にとって何が違うのかが分かるようにしておくことが大切です。

海外のニュースレターサービスで有料購読を販売するときに気をつけることは?

日本の読者に有料購読を販売する場合、特定商取引法にもとづく表示(販売者の情報、価格、解約方法など)が必要になるかどうかを確認しておきましょう。また、得た収益の確定申告は自分で行う必要があります。具体的な扱いは、税務署や税理士などの専門家に確認してください。

まとめ

  • noteは日本語・日本円で完結し、手数料は決済手段によって変わる(クレジットカードの場合、事務手数料5%+プラットフォーム利用料10%、振込1回270円)
  • Substackは無料で始められ、有料購読の売上の10%+Stripeの手数料がかかる。読者リストを書き出せる
  • beehiivは有料購読の売上から取り分を取らない代わりに、有料購読にはLite(年払いで月49ドル〜)以上の月額プランが必要

有料の読者がまだいない段階なら、費用のかからないnoteやSubstackから始め、売上が大きくなってきたらbeehiivへの乗り換えを検討する、という順番も現実的です。いずれのサービスも料金や機能が変わることがあるため、始める前に各公式サイトで最新の情報を確認してください。

出典:

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カイ

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