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Cal.com

Cal.comとは?Calendlyの代替になる無料の日程調整ツールを解説【料金・使い方・日本語対応】

目次
  1. Cal.comとは何か
  2. サービス概要:何ができるツールなのか
  3. 主な機能・特徴
    1. カレンダー連携とダブルブッキング防止
    2. 予約ページとブランディング
    3. チームスケジューリング(ラウンドロビン)
    4. ワークフローと自動化
    5. Cal Video(組み込みビデオ会議)
    6. Webサイトへの埋め込み・API連携
    7. オープンソース・セルフホスト
  4. 料金プラン
  5. 日本から使う際の注意点
    1. 言語
    2. 決済
    3. サポート
  6. 類似サービスとの比較
    1. Calendly との違い(Calendly の代替として使えるか)
    2. 国内の日程調整ツール
  7. こんな人におすすめ・おすすめしない人
  8. 登録手順の概要
  9. よくある質問
    1. Cal.com は無料で使える?
    2. 日本語で使える?
    3. Calendly から乗り換えられる?
    4. Zoom や Google Meet と連携できる?
  10. まとめ
Cal.com公式サイトのトップページのスクリーンショット
出典: Cal.com公式サイトトップページ(https://cal.com、2026年9月30日取得)

Cal.comとは何か

打ち合わせの日程調整を「空いている時間を何往復もメールで確認し合う」やり方で続けていないでしょうか。海外では、このプロセスを自動化する「スケジューリングツール」がすでに定着しており、その代表格が Calendly です。Cal.com は、その Calendly の使い勝手を踏襲しつつ「オープンソースであること」「自分でホストできること」「見た目やドメインを自由にカスタマイズできること」を武器に、開発者やフリーランス、スタートアップの間で急速にシェアを伸ばしているサービスです。

日本ではまだ「Cal.com レビュー」「Cal.com 使い方」で検索しても、専門的に解説した記事はごく数件しか見当たりません。一方で海外では、2022年にシリーズAで2,500万ドル(評価額1.5億ドル)を調達し、年間経常収益(ARR)は2023年の160万ドルから2024年には510万ドルへと約3倍に拡大したと報じられています(出典: Getlatka)。この記事では、公式サイトの情報をもとに、Cal.com がどんなサービスで、何ができ、いくらかかるのかを整理します。

サービス概要:何ができるツールなのか

Cal.com は一言でいえば「予約ページ付きのカレンダー自動同期ツール」です。自分の空き時間をカレンダーと連携させ、cal.com/自分の名前 のような短いURLを相手に送るだけで、相手はその中から都合のよい時間を選んで予約できます。予約が入ると自動でカレンダーに反映され、ダブルブッキングを防げる仕組みになっています。

予約リンク共有からカレンダー自動反映までの3ステップ図
図: Cal.comの予約の流れ

Calendly と似た体験を提供しながら、Cal.com が差別化しているポイントは次の3つです。

  • オープンソース: ソースコードが GitHub で公開されており、セルフホスト(自前サーバーでの運用)も可能です。ベンダーロックインを避けたい開発者に支持されています。
  • 高いカスタマイズ性: 予約ページの見た目やドメインを柔軟に変更でき、自社サービスに組み込む(ホワイトラベル的に使う)用途にも向いています。
  • API・埋め込みの自由度: 自社サイトへの埋め込みやAPI連携を前提に設計されており、開発者がプロダクトに組み込むケースが多くあります。

主な機能・特徴

カレンダー連携とダブルブッキング防止

Google カレンダーや Outlook など複数のカレンダーを同期し、それらすべての予定を踏まえて「空いている時間」だけを予約可能として表示します。複数のカレンダーを使い分けている人でも、二重予約のリスクを減らせます。

予約ページとブランディング

cal.com/ユーザー名 の形式で短い予約リンクを作成でき、SNSやメール署名に貼り付けて共有しやすくなっています。有料プランではロゴやブランディングを自社仕様に変更できます。

チームスケジューリング(ラウンドロビン)

Teams 以上のプランでは、チームメンバーの空き状況をまとめて管理し、問い合わせを自動的に「空いているメンバー」に割り振るラウンドロビン形式の予約にも対応します。営業チームやサポートチームでの活用が想定されています。

ワークフローと自動化

予約前後のリマインダーメールやSMSの自動送信、予約可能な曜日・時間帯の制限、前後のバッファ時間の設定など、運用面を細かく調整できる機能があります。

Cal Video(組み込みビデオ会議)

予約が確定すると、Cal.com独自のビデオ会議機能「Cal Video」のリンクが自動発行される仕組みがあります。Zoom や Google Meet と連携させることも可能です。

Webサイトへの埋め込み・API連携

予約フォームを自社サイトに埋め込むための機能が用意されているほか、100以上の外部アプリ(Slack、Stripe、Salesforceなど)との連携に対応しています。開発者向けにはAPIも公開されています。

オープンソース・セルフホスト

コードは GitHub 上で公開されており、Docker を使った自前サーバーへのセルフホストにも対応しています。データを自社管理下に置きたい企業や、独自のカスタマイズを加えたい開発者に向いています。

料金プラン

Cal.com は公式サイト(cal.com/pricing)によると、2026年9月時点で以下の4プラン構成になっています。月払いの料金(USD)と、1ドル=150円程度で計算した日本円の概算目安を併記します。年払いにすると約25%安くなります(Teamsで1ユーザーあたり月約$9、Organizationsで月約$21)。為替レートは変動するため、実際の請求額は決済時のレートに従う点にご注意ください。

Cal.com公式サイトの料金ページのスクリーンショット
出典: Cal.com公式サイト料金ページ(https://cal.com/pricing、2026年9月30日取得)
プラン月額(月払い・USD)日本円概算目安主な内容
Free$00円1ユーザー、イベントタイプ・カレンダー数無制限、メール/SMS通知、100以上のアプリ連携、Stripe/PayPal決済受付
Teams$12/ユーザー約1,800円/ユーザーFreeの全機能+チーム共有の空き時間管理、ラウンドロビン、通知カスタマイズ、ブランディング削除
Organizations$28/ユーザー約4,200円/ユーザーTeamsの全機能+無制限のサブチーム、SAML SSO・SCIM、HIPAA・SOC2対応
Enterprise要問い合わせ–Organizationsの全機能+専任サポート、SLA、専用データベースなど

個人利用であれば無料プランの範囲でも「予約リンクを作って共有する」という基本機能は使えます。無料プランでもイベントタイプ(30分面談、60分相談など予約メニューの種類)とカレンダー連携の数に上限がない点は、Calendly から乗り換えを検討する人にとって大きなポイントです。公式の料金ページには、Calendly からイベントをインポートする機能も記載されています。チームでの運用やブランディング解除を求める場合は Teams プラン以上が必要になります。

日本から使う際の注意点

言語

Cal.com は多言語に対応しており、日本語のUIも用意されています。ただし、海外発サービス全般に言えることとして、一部のヘルプドキュメントやサポート対応は英語が中心になる可能性があります。契約前に管理画面を実際に日本語で操作してみて、違和感がないか確認しておくとよいでしょう。

決済

料金はドル建てでの表示が基本であり、クレジットカードでの海外決済扱いになります。カード会社によっては海外事務手数料が上乗せされる場合があるため、明細を確認しておきましょう。

サポート

無料プランや個人向けプランでは、チャットやメールでの問い合わせ対応が限定的、もしくは英語のみになる可能性があります。日本語での手厚いサポートを重視する場合は、国内の代替サービスの方が安心感があるかもしれません。

類似サービスとの比較

Calendly との違い(Calendly の代替として使えるか)

Cal.com が「代替」としてしばしば言及される最大手が Calendly です。Calendly の料金は Free($0)、Standard(年払いで1ユーザーあたり$10/月)、Teams(年払いで$16/月)、Enterprise(年額15,000ドルから、50席以上)という構成になっています(Calendly 公式料金ページ、2026年9月時点)。チーム機能を使う場合で比べると、Cal.com の Teams(月払い$12、年払いなら約$9)の方が1ユーザーあたりの単価は低くなります。機能面では両者ともよく似ていますが、Cal.com はオープンソースでセルフホストができる点、開発者向けのカスタマイズ性が高い点が特徴で、Calendly は老舗としての実績とエコシステムの広さが強みといえます。

国内の日程調整ツール

日本国内では「TimeRex」や「Spir」、「調整さん」のような国内発の日程調整サービスも普及しています。日本語サポートの手厚さや、国内の商習慣(名刺交換文化、電話でのやり取りなど)への配慮という点では国内サービスに分がある場合が多いでしょう。一方で、海外の取引先とのやり取りが多い、複数言語での予約ページが必要、自社サービスへの組み込みを前提にしている、といったケースでは Cal.com のような海外発ツールの方が柔軟に対応できることがあります。

Cal.com・Calendly・国内ツールの強みを並べた比較図
図: 各サービスの得意領域の違い

こんな人におすすめ・おすすめしない人

おすすめできる人

  • 開発者・エンジニアで、予約機能を自社プロダクトに組み込みたい人
  • オープンソース・セルフホストを重視し、データの管理主体を自社に置きたい人
  • 海外のクライアントとのやり取りが多く、英語圏で標準的なツールを使いたいフリーランス・スタートアップ
  • チームでのラウンドロビン予約など、柔軟なスケジューリング設計をしたい組織

おすすめしにくい人

  • 手厚い日本語サポートを最優先したい人
  • ITツールの導入・設定に不慣れで、シンプルな国内サービスの方が安心な人
  • セルフホストや技術的なカスタマイズには関心がなく、無料プランの範囲で完結したい個人利用者(この場合は他の無料ツールでも十分な可能性があります)

登録手順の概要

  1. 公式サイトからアカウントを作成します
  2. メールアドレスまたはGoogleアカウントなどでサインアップします
  3. Google カレンダーや Outlook など、使用しているカレンダーサービスと連携します
  4. 予約可能な曜日・時間帯、バッファ時間などの基本設定を行います
  5. イベントタイプ(30分の商談、60分の相談など)を作成します
  6. 発行された予約リンクを、メール署名やSNSプロフィールなどで共有します

チームで使う場合は、上記に加えてチームメンバーの招待とラウンドロビン設定などの手順が必要になります。実際の画面構成や設定項目の詳細は、公式サイトで確認してください。

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よくある質問

Cal.com は無料で使える?

使えます。個人向けの Free プランは期間の制限がなく、1ユーザーでイベントタイプとカレンダー連携を無制限に作成できます。チームでの共有やラウンドロビン、ブランディング表示の削除が必要になったら Teams プラン以上を検討する流れになります。

日本語で使える?

管理画面・予約ページは日本語表示に対応しています。ヘルプ記事やサポートは英語が中心になる可能性があるため、困ったときに英語の情報を読むことに抵抗がないかは事前に考えておきましょう。

Calendly から乗り換えられる?

公式の料金ページには Calendly からのイベントインポート機能が記載されています。ただし、移行できる範囲(予約履歴や連携設定など)は環境によって異なる可能性があるため、切り替え前に無料プランで試しておくと安心です。

Zoom や Google Meet と連携できる?

できます。公式サイトでは Google Meet、Microsoft Teams、Zoom、Cal.com 独自の Cal Video など20種類以上のビデオ会議ツールとの連携が案内されています。

まとめ

Cal.com は、Calendly のようなスケジューリングツールの使い勝手を持ちながら、オープンソース・セルフホスト・高いカスタマイズ性という開発者目線の強みを備えたサービスです。海外ではARRが1年で約3倍に成長するなど勢いのあるプロダクトである一方、日本語での情報はまだ少なく、これから知られていく段階にあるといえます。

個人の日程調整であれば無料プランでも基本機能を試せるので、まずは公式サイトで実際の画面や設定項目を確認し、自分の用途に合うかどうかを見極めることをおすすめします。

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この記事について

本記事は公式サイトなど公開情報をもとに作成しています。料金・機能・キャンペーンは変更されることがあるため、 契約前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。記事の誤りにお気づきの場合は お問い合わせからお知らせいただけると助かります。 編集方針は運営者情報に記載しています。 記事内の公式サイトのスクリーンショットは、サービスの説明のために出典と取得日を明記して引用しているもので、権利は各サービスの提供元に帰属します。

カイ

海外のSaaS・AIツールとガジェットを日々チェックし、日本の読者向けに調査・執筆しています。